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小説 カラスト -Color stories-

『量子的な彼氏』連載中。
顔は良いが口が悪い三島 陽の恋愛と友情と信頼の成長物語。
陽が自分の人生を心底信頼できるまでを描いています。
最新記事順に表示していますので、初めての方は「目次」もしくは「第一章」よりご覧くださいませ。
⇒ 目次とあらすじをみる
※4/28に現在までの掲載分をホームページに移転いたしました※
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Episode2 仕切り屋、頑張る

※ ホームページに掲載しているエピソード2と同じものです 



 めずらしいことに、土曜日の夜に焼き肉を食べに行った。
 陽は肉が好きだ。ついでに言うと蒼衣も肉が好きだ。それなのに何故焼き肉を食べに行くことが少ないのか?というと、第一は、土曜日の夜はたいてい一色家で夕食が用意されているから。第二に、陽も料理が上手で自炊が苦にならないから。第三に、家の近くの焼き肉屋に行くならもっと美味しいトコ行こうよ・・・と言い張るヤツがいるから・・・・・・、だ。
「森兄、陽ちゃん、遅いっ!!背ぇ高いくせに、脚は短いわけっ!?」
 蒼衣と腕を組んで・・・というより半ば強制的に引っ張る形で陽の3mほど先を歩いているのは、最近、ドラマの役柄作りなのかモンチッチ並だった髪をショートボブにまで伸ばしている朱里。「もっと美味しいトコ行こうよ」発言の張本人だ。言い出した責任を取って、今日は朱里の仕切りになっている。
「ったく、うっせーなぁ。」陽が呟くと、車の往来が激しく煩い道路にいるにも関わらず、地獄耳なのか朱里がキッと振り向いた。
「ぜんっぶ、聞こえてるから!!っつーか、文句言うなら陽ちゃんにはイイ肉あげないよ!?あそこの骨付きカルビ、絶品なんだから!」
「ハイハ〜イ、楽しみにしてますよ〜」
「だ・か・ら!文句言うならあげないっ!」
「言ってねぇだろ」
「不満げじゃないよぉ!」
「不満げなのはおめーだろ?じゃあ、自分で注文するからいい」
「させない」
「ざけんな。ほら、前向け、車来てるぞ?」
 姉妹揃って不注意な奴らだ、と陽が眉をひそめていると、陽の隣を歩いていた森がのほほんと口を開いた。
「張り切ってんなぁ〜、朱里。」その瞳は愛しげに、キャーキャーと騒いでいる妹たちを見つめている。
「ホントだな。・・・・・・もしかして、森と朱里がおおっぴらに外食すんのって久しぶり?」
 森と朱里は、つい先日まで兄妹だということを世間には秘密にしていた。
「ああ。オレがデビューしてからは一度も・・・・・・。」森がプロ格闘家としてデビューしたのは大学卒業後だから、もう3年ほど連れ立って表を歩いていないことになる。
「そりゃ、張り切るよな・・・・・・。」自分のスキャンダルが愛する兄に波及するのを恐れた朱里が自ら望んでそうしていたとはいうものの、常に人目を気にして一人で行動することの多かった妹分の寂しさを想い、陽の胸は痛んだ。
「味のわかるお前にイイ肉食べさせてギャフンと言わせるんだ、って張り切ってたけど?朱里のやつ」
「そーなんだ。別に、オレは食うのが好きなだけで舌が肥えてるわけじゃないけどな?ま・・・、あいつの勧めるものはハズレなく美味いから、楽しみにしてるよ」
 朱里が案内したのは、ビルが立ち並ぶ街なかの裏手、細い路地に面した古い民家風の焼肉屋だった。
 大衆食堂のように味も素っ気もない内装で、手書きのメニューが所狭しと張られている。入口を入ると、気を遣ってくれたのか店員が朱里たちを奥の座敷に案内してくれた。店員は韓国人らしかったので朱里たちが芸能人であることは知らないかもしれないが、男女4人が揃いもそろってみな長身だったので小ぶりなテーブル席では狭いと判断したのだろう。
 時間は夕方の6時とまだ早かったが、すでに店には食事を楽しんでいる客が数名おり、一斉に視線と歓声が注がれた。特に、朱里と森は兄妹だと宣言してから初めての外出なので、騒ぎになるのも無理はない。
「はいはーい。これ、メニューね?飲み物はみんなビールでいいかな?」元祖仕切り屋の朱里がメニューを配りながら注文を取りまとめる。
 陽は、店のメニューを見るのが好きだ。やや油でぺとっとしたメニューを開いて料理のラインナップを見てみる。値段はかなり良心的だった。
「いい感じ」
 高いだけの店は論外、高くて美味い店は当たり前。
 陽は、美味くて手ごろな値段の店が一番好きだ。・・・・・・みんなそうかもしれないが。
「でっしょ!?オススメはねぇ〜、ネギタンと、ユッケと、ハラミと、骨付きカルビと・・・・・・」
 次々と読み上げていく朱里や熱心にメニューを見る陽を尻目に、森はぱたりとメニューを閉じた。「・・・・・・まかせる。」
 森は、美味いものが食べられればそれで良く、細かいことは気にしない。自動的に料理が運ばれてくれば言うコトはない。
「キムチやサンチュも頼もう。あ、あとナムルも」ヘルシーな追加をするのは、健康にも気を遣っている陽。
「ハラミって結局、肉なの?それともモツなの?」注文に関係のない話をするのは、蒼衣。
 ほうぼうに飛び散ってまとまりのない会話を収束させるのはたいてい、森の「・・・・・・腹減った」という呟き(ぼやき?)である。
「あっ、そうだよね、頼もう!すみませーん、生中4つください。あと、キムチ盛り合わせとユッケと、ネギタン、ハラミ、骨付きカルビを各2皿」朱里がてきぱきと注文をした。
「おお〜、朱里、今日はビール!?めずらし〜!」ビール党の蒼衣が嬉しげな声をあげて姉に抱きついた。
「ビールに入ってるホップに、美容効果があるって聞いたからさ」美容フリークの朱里は、健康と美容情報に目がない。そういう意味では、陽と気質が似ている。
「え、そーなの!?じゃあ私、ビール飲んでて良かったぁ〜」
「いいなぁ、蒼衣!私もガンガン飲んで追いつくから♪」
「追いつくなよな・・・・・・。」能天気な双子のテンションに、陽が呻いた。
 ただでさえ、蒼衣が飲むピッチは早いのだ。まぁ、酔っ払っても面白いからいいんだけど。朱里はそれほど酒に強くないはずだ。
「じゃあ、何に乾杯しよっか」蒼衣がうきうきとジョッキの取っ手を掴む。
「そりゃ〜あモチロン!蒼衣と陽ちゃんの婚約祝いでしょ!」
「だな」森が同意した。
「きゃーっ、ありがとーっ!!」はしゃぐ蒼衣。
「・・・さんきゅ・・・・・・。」案外照れ屋な、陽。
 がちっとジョッキを合わせる。キンキンに冷えたビールは、最高に美味しかった。
「それにしても・・・・・・」朱里が、ダイヤモンドとサファイヤがキラキラときらめく蒼衣の左手を見つめた。「この指輪、ほんっとーに蒼衣に似合う!陽ちゃん、思い切って奮発したんでしょおぉ〜っ?」
「・・・・・・似合ってればいいんだよ。金額じゃない」
「いやーん、ラブラブ♪」
「当たり前だ、婚約するくらいなんだから。ほら、肉もっと頼んどけよ朱里?じゃんじゃん食うからな」
「陽ちゃん、耳赤い・・・」
「うるせえ。お前を焼くぞ」
「ちょっとぉ!なぁに、照れちゃってさ♪それはそうと蒼衣、お返しは何にしたの?」
「それがさあ〜、陽がいらないって言って・・・・・・」
「蒼衣。いらないとは言ってないだろ」陽は軽く蒼衣を睨んだ。
 マンスリーオトナスペシャルが指輪のお返し、ということでハナシがついているのだ。
「え・・・・・・、う、うん」
 セクシーな下着を身につけたとき、残酷なまでにドSと化す陽の焦らし具合を思い出したのか、蒼衣が頬を赤らめた。
「蒼衣!?えっ、なになに!?教えて〜、参考のためにも!」
「へっ?朱里おまえ、婚約すんの?」
 海外へ行ってしまった悠二と別れて以来、朱里に浮いた話はないはずだが・・・・・・。
 陽の言葉に、妹を溺愛する森の顔もぴくりと動いた。
「そっそっ、そんなの、こんなとこで言えるわけないじゃない!」
 奥まった場所の席とはいえ、一般の客がちらちらとこちらを窺っている。
「おー?ついに新しい男ができたか?言ってみ?」
 陽は、皿についてきたトングをかちかちと鳴らして朱里の言葉を促した。
 朱里は身を屈めて究極まで声のトーンを落とす。
「いっ・・・、いないわよ!付き合ってる男なんて!将来の参考に、って言ってるの!」
「・・・なぁんだ。そりゃあ、人様には聞かれたくないよな?お色気路線の朱里が実は純情娘で、浮いた話のひとつもないなんて・・・・・・」
「むきーっ!陽ちゃん、コロス!!」
「コロス前に、肉食えよ。もう焼けてるぞ」
 取り皿には、いつの間にか焼きあがったネギタンが置かれていた。みんなの皿を見ると、森も蒼衣もすでに平らげていたらしく、皿は空っぽだ。
「えっ!?いつの間に!!」
「焼き奉行と呼んでくれ」陽は手際よく肉を焼いては、みんなに振り分けていく。
「陽ちゃん・・・、食べてる?」
「食ってる食ってる。」新しく運ばれてきた肉の枚数を素早く数え、人数分に振り分けて焼いている陽が答えた。「ほれ、蒼衣。次、皿入れるぞ」
「むぅ〜、もっといろんな種類をちびっとずつ食べたい・・・・・・」わんこ蕎麦のように焼肉を盛られている蒼衣が口を尖らせた。
「それもそうだけど、もっとたくさん食え。また、痩せただろ?」
「痩せたって言っても、1kgくらいだよう」
「食って太れ。別に痩せてるのは構わんけど、尻の骨があたると痛い」
 蒼衣は、赤身の肉と同じくらいに赤面した。
「ぶっ」朱里が、吹き出した。「よっ、陽ちゃん!?さっさっ、サイテーっ!!」
「はっ?」
「そっそっ、そーゆーこと、言わないでよね!」
「べっつにぃ?オレ、なんか言ったっけ?」
「言った・・・ってゆーか」女性の尻の骨があたって痛いシチュエーションを想像して、朱里は真っ赤になった。「・・・・・・なんでも、ない」
「野獣め」森が陽を軽く睨む。
「森はそーゆー悩みなさそうだよね」陽は、次々と運ばれてくる肉を手早く焼きながら言った。
 森の読書相手は、ほとんどがグラビアアイドルだ。しかも、肉付きのいいグラマー系。
「ぽにょっとしてる女性が好みなんだろ?」
 陽は森のお相手の歴々をすべて知っているわけではないが、アナウンサーの早紀といい、誰もが肉感的な美女ばかりだ。
 中学のころからの親友の好みを知り尽くしていると自負する陽だったが、森の答えは意外にも異なった。
「好きっていうか・・・・・・、安全策を選んでるというか」
「・・・・・・はっ?安全策??」
「オレ、体デカいし力も強いからね。細い相手だとマジに骨折っちゃいそうで、怖い」
「え・・・・・・」陽は、トングを手にしたまま絶句した。「もしかして・・・・・・、ガタイのいい女ばっか選んでたのはそんな理由!?」
「ま、それもある、って感じ?」森がハラミを口にしながら肩をすくめた。
「うっそ。ハツミミ〜」
「こっ、こら〜っ!レディの前で、そんな話するなっ!!」
「朱里は割とガタイいいし大丈夫じゃない?あとは相手の男がいれば文句ないのに・・・・・・」
「陽ちゃんっ!?こっこっ、今度こそコロス!」
「コロスなら食後にしてくれ。カルビ、めっちゃ美味そう」
 骨付きカルビがじゅうじゅうと音を立てて焼きあがっていた。
 陽は、ハサミで器用に身を切っていく。
「しっかし・・・・・・陽ちゃん、マメだわぁ〜!いいなぁ、蒼衣・・・・・・。」
「ンゴンゴ(でしょう)」肉を口にしていた蒼衣がもぐもぐと返事をした。
「一家に一台、陽ちゃんがいたらいいのに」朱里がため息をついた。
 陽と蒼衣を見ると、いつも羨ましいと思う。陽は甲斐甲斐しく“楽しそうに”蒼衣の世話をする。陽は家事も万能だし、話を聞くのも上手だし、落ち込んでいたら面白いことを言って笑わせて、そのあとにさりげなく励ましてくれたりするのだ。
「台!?オレは機械か!」陽が大げさに顔をしかめた。
「オレも欲しい〜、料理も掃除もマメでアイロンがけもうまくて、女を連れ込んでも温かく見守ってくれる陽みたいなヤツ」
「こら、森。オレより前に嫁をもらえ」
「そーだよ、森兄!上から順番ね!森兄が結婚したら、私結婚するから」
「いや、オレを待ってたらいつ結婚できるかわかんないよ?オレは、妹二人を見届けてからゆっくり考えるから。」
「森兄、相手が決まったらまずは私に報告してよね!」
「朱里め。小姑かよ」陽が呆れたようにツッコむ。
「だってー!森兄のお相手、いっつも外見ばっかりなんだもん!お姉さんになるなら、もっと性格いい人がいいよ〜っ!仲良くしたいじゃない?お喋りしたり、買い物行ったりさぁ」
「チェック厳しいな〜、朱里。オレは良かったワケ?」
 蒼衣と結婚したら、陽は朱里の義理の“姉”になる。
 陽が朱里を見つめると、朱里は憤慨して言った。
「当たり前じゃないっ!そもそも、蒼衣と付き合う前から陽ちゃんはウチの一員でしょ!?」
「そーかそーか。あんがとな。じゃあ、朱里の旦那はオレがチェックしてやるよ。朱里って、どんな男が好みなんだっけ」
「うーん、そうだなぁ〜。私のことを愛して仕事も応援してくれて、相手も仕事を一生懸命頑張っている人がいいなぁ。お互いに切磋琢磨できるような関係が理想」
「おー、『顔が良くってぇ、背が高くって〜』なんつってた昔よりはだいぶ成長したな?」
「おかげさまで。ってゆーか、それはそれで譲ってないんだけど」
「なんだ」
「でもまぁ、中身がイチバン!外見は、私がカッコ良く見えればそれでいい。」
「だったら、該当する男はゴロゴロいるだろ?」
「いないよぉ!贅沢言ってるつもりはないんだけど。陽ちゃんの周り、誰か良さそうな人いない!?」
「う〜ん・・・・・・、独身で仕事のできるヤツは何人もいるけど。朱里の好みかなって言われればイマイチ・・・・・・」
「えっ、いいのいいの!とりあえず会ってみないとわからないじゃない?あ、そーだ!その人たち、陽ちゃんの結婚式に来る!?挨拶しとく!!」
「え・・・・・・、どうだろ」陽は、朱里に紹介しても良さそうな男を何人か思い浮かべる。「職場が一緒の人は、呼ぶと思うけど」
「そうなんだぁ〜っ♪え、そーいえば式っていつなんだっけ?」
 気がせいた朱里は、すでにバッグからシステム手帳を取り出していた。
 ペンを持ち、返事を待つ朱里だったが・・・・・・。
「「え・・・・・・。」」
 陽と蒼衣は、顔を見合わせてきょとんとしていた。
「陽。そーいえば」蒼衣が、呟く。
「・・・・・・だな」
「えっ、なに?陽ちゃん、蒼衣?」
 朱里が、婚約ほやほやのカップルを見つめていると。
「あ、あはっ、式のこと、すっかり忘れてた・・・・・・。」と、蒼衣が白状した。
「・・・・・・はっ?忘れてた、って!?婚約したばっかりじゃない!」
「だからぁ〜、婚約して、結婚できるんだぁって有頂天になってて。式自体のこと、まだなんも考えてない。ね、陽?」
「ああ。急がなくてもいーや、って思ってたし。まぁ、おいおい」
「えええええ!そんなの、困る!!」
「はっ?」
「私の婚期が遅れるぅ!!」
「朱里?」
「え、じゃあ今日もう式の日取り決めちゃおうよ。第三希望くらいまでさ!」
「決めるっつったって・・・・・・、おじさんやすみれさんの都合もあるだろ?」
「パパも陽ちゃんも会社勤めだから土日がいいでしょ?ママは自由業だから融通きくし。あとは、蒼衣のスケジュールが入ってない日で、私も森兄も空いてる日。森兄は、夏と年末は忙しいから避けたほうがいいんだよね?」
「うん。試合前だと酒飲めないからね」
「式場は?どっか希望あるの?」
「オレは、特に・・・・・・どこでも」
「私、明治神宮がいいなぁ」蒼衣が言った。「あそこで式を見かけるたびに、いいなあって思ってたんだ」
「陽ちゃんは?それでいい?」
「あ、ああ。蒼衣がやりたいとこならどこでも」
「神宮は人気あるから、土日の大安は無理かもしれないね・・・・・・、急がないなら1年後くらいはどう?梅雨入り前だし。土曜日に友引があるからいいんじゃない?」
「あ、うん」
「披露宴は?何人くらい呼ぶの?」
「う〜ん、どうだろ?逆に、一般的なのって何人くらいなの?」陽も蒼衣も、仲の良い友人はみなまだ結婚していないので、あまり知識がない。
「プランでよくあるのは、80人くらいじゃない?神宮から近いホテルかレストランがいいよね。陽ちゃん、お料理が美味しいところがいいんでしょ?」
「あ、それは、そうだね。メシは大事だ」
「蒼衣、ドレスは私いいお店を知ってるからそこで作れば?レンタルとそんなに値段変わらないんだ」
「へえ〜っ!行ってみたーい♪」
「じゃあ、第一希望はこの日で。明日にでも、式場の空きがあるかどうかだけでも確認しておいて?披露宴を挙げる場所の候補はいくつかあるから、あとで陽ちゃんにメールでURL送っておく。」てきぱきと作業を進める朱里。
「あ・・・ああ。さんきゅ」
「森兄?森兄も、日取りが決まり次第、予定空けておいてね?」
「・・・・・・あぁ。」仕切る朱里をじっと見ていた森は、笑いを堪えるように頬をぷるぷると震わせていた。
「じゃあ、明日、式場の返事待ちってことで!・・・・・・お肉、食べよっか?」
 ぱたんと手帳を閉じた朱里は、満足感で満面の笑みだった。

 こうして、焼肉会を仕切っていた朱里によって陽と蒼衣の結婚式も仕切られ・・・・・・、無事に日取りと場所の決定がなされたのだった。

 


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